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お墓を新しくしたのでお魂抜きをしました

お墓を移動したり、改葬したりする場合、「お魂抜き」という儀式が必要になります。
その反対で、新しく立てる場合は「お魂入れ」という儀式を行います。
「お魂入れ」は別名「開眼法要」と呼ばれ、この儀式をして初めて単なる石が「お墓」としての役目を持つと言われています。
となると、「お魂抜き」はもちろん「閉眼法要」ということになるわけです。
長年役目を果たしたお墓にありがとうの気持ちを込めて、石に宿った魂を抜きます。
実は私の家でも先日お魂抜きをしました。
私の祖父の田舎は昔から代々続く家系で、お世話になっている菩提寺の我が家の敷地にはたくさんのお墓が並んでいました。
昔は土葬ですから今のように火葬をして小さなお骨になってみんなで一箇所に入るというわけではなく、1人ずつの墓があったわけです。
昔は、小さい子供が亡くなることも多く、大人も子供も入れるとその数はものすごいものでした。
しかし、時代の波とともに、田舎の人口も減り、我が家も例外ではなく、先日、祖父がなくなったのをきっかけに、田舎のお寺を引き払い、近くのお寺へと移動することになったのです。
それに合わせて、ご先祖様それぞれ一人ずつバラバラだったものをまとめるということで新しい石を購入し、先祖代々のものとして1つなりました。
その際に体験したのが、このお魂抜きでした。
何かの本で読んだことがあり、面白い儀式があるなーと、なんとなくは知っていたのだけれど、まさか私が体験することになるとは思わなかったので、貴重な体験をさせてくれた家族に心から感謝しているところです。


私が体験したお魂抜きはどんな儀式だったかというと、まずご住職がいらっしゃり、お経を唱えます。
そして、ご焼香をし私のところではお酒でのお清めもありました。
その後、墓石をずらし遺骨を取り出すのですが、古くからあるため全員の遺骨が出てくるわけではありませんでした。
遺骨が出なかった人のところでは、土を少し取りました。
すべての遺骨を取り出し儀式が終わると、古い石は無縁仏さんの集まるところへと移動されました。
ざっとこれが一連の流れです。
もちろんこのような儀式は、家族が勝手にできるわけではなく、ご住職と一緒にというのはもちろん、法律上の手続きも必要になります。
日本には墓埋法というのがありますから、その法律に従ってしなくてはなりません。
改葬許可証と埋葬許可証というものが要ります。
また移転先のお寺からは受け入れ証明書を発行してもらわなければなりません。
この手続きを見ると簡単に改葬というわけには行きませんが、最近は田舎に行けば行くほど過疎化が進み、なかなか管理ができなくなる家族も増えており、無縁仏となってしまう方も多くいらっしゃるといいますから、できれば管理のしやすい自宅に近いところへ改葬をし、定期的にご先祖様をお参りして管理することをおすすめしたいと思います。
ご先祖様があってこそ、今の私たちがいることを忘れないように。
大切なルーツの証でもあるわけですから、お彼岸やお盆だけでもお花を備えて、石を磨いてきちんと管理をしていきたいものです。
そんな想いを、ふと、今回のお魂抜きの儀式を通して感じたのでした。
http://2006worldlacrosse.com/sui.htmlには水子の供養についてかいてありますのでご覧ください。