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「墓」の移動は経費が掛かります

私の両親はいわゆる分家なので、家はお寺とかのお付き合いも、もちろんお墓もありませんでした。
そのせいか私も和尚さんの役割とかお墓の必要性にあまり興味もなく過ごしてきました。
十年前に父がなくなり初めてお骨をおさめなくてはならなくなり、今までなんのお付き合いもなかったのでどうしたらよいか分からず、急ぎとりあえず葬儀屋さんにお寺を紹介していただきました。
家から車で十五分ぐらいの便利な場所にあるお寺の、敷地ないに売り出していたお墓を買うここになりました。
お寺の和尚さんはとても良い人で母とも気が合い毎月の月参りを楽しみにしていました。
お寺にもお墓にもあまり興味のない私達にも法事の日には,世間話や仏教のお話、お教の説明などを丁寧に話してくださり楽しませていただきました、母は毎月和尚さんの訪れを心待ちにしていました、和尚さんと楽しそうに話している母を見ていると、一人になって寂しい日々を送っている人たちには、こうして訪ねてくださるのは本当にありがたいことだと、お寺の役割重要性が分かったような気がしました。
そんなこんなでお寺とも良い関係で過ごしてきたのですが、ある日の事なんと、和尚さんが亡くなられてしまったのです。
後を次ぐ人が居なかったので、残った奥様はお寺を出ていかなくては成らなくなりました、和尚さんと一緒に建てた家だったそうなのですが、お寺の土地に建っていたので後を継ぐ人が居なければその家から出ていくしかないんだそうです。
とても可哀そうな奥様のが泣きながら母に身の上話しをしてお寺から出て行きました。


新しい和尚さんがお寺に入られましたが、この方はずっとお寺に常駐されるのではなく、昼間はサラリーマンをされていて、土曜日曜日に、檀家を廻っていらっしゃいました。
前の和尚さんに比べると年も若く、ハキハキされているのですが、どちらかというとサラリーマンと兼業ということもあってお寺の住職を一つの職業のように考えている方のように見受けられました。
住職も職業には違いないのでしょうが、お寺の経営者になって行ったのです。
和尚さんには和尚さんとしての役割が有ると思うのですが、若い修行僧のような心の温かみはどこかに置いてきてしまったようです。
パソコンを使い今月はこれだけのお寺の修理が要りますからこれだけの金額を出してくださいと請求書が届きました。
母ともあまり話さなくなり、とうとうお金を払う払わないで揉めて、お墓をどかして欲しいとまでなってしまいました。
お墓の移動は建てるより多くの資金がいることが分かり、兄が間に入り和尚さんにお詫びをして再びお寺の敷地内に置いていただく事に話は収まったのですが困ったことです。
この先もずっとこのお寺とお付き合いしていくのかと心配です。
お墓の土地は買ったものと思っていましたが、借りているだけで置いてもらえなければ出ていかなくてはならないことを、この時に知りました。
最初の和尚さんがあまりに良い人だったので、みんなあんなに優しく良い人と思い込んだのが災いしたのかも知れません。
和尚さんもやっぱり人ですし、生活もあります。お寺はみんなの御布施で経営しているのですから仕方ないことですね。
お寺が大きければ大きいほどたくさんのお金が掛かりますから、出来るだけ協力して行きましょう。 http://www.aviationworldservices.com/05.htmlにはお墓と納骨堂の違いについて解説されています。
是非一度お読みください。